変化に取り残されないためにはお金の勉強が必要

ご訪問ありがとうございます。

今年を振り返ると、個人的には大手電機メーカーの大量リストラのニュースが印象的でした。

シャープが3500人の希望退職を募り、東芝がそれを上回る7800人を削減すると報道されていました。

誰もがうらやむ大企業でも、昨今では大量リストラが行われるのは珍しいことではなくなり始めています。

大企業に就職できれば定年まで安泰とは言い切れないのです。

さらに年金支給年齢の引き上げや平均寿命が延びていることで、定年後も働き続けることをこれからの世代は求められるようになります。

そうしたなかで、20~40代の会社員は定年前・定年後の働き方についてどのように考えているのでしょうか。

興味深いアンケート結果がありますのでご紹介します。

全国の20代、30代、40代の会社員それぞれ100名に、「定年まで働ける会社で働きたいか?」と尋ねたところ、

20代では「はい」が56%、

30代では67%、

40代は71%、

と年齢が上がるにつれてそう考える人が増えていく結果になりました。

さらに、過半数を占めた「はい」と答えた理由について尋ねたところ、20~30代と40代で年代による考え方の傾向の差が見える結果となったのです。

【定年まで働ける会社で働きたいか?「はい」と答えた理由】
<20代>
「安定していれば生活に困ることがないから」(26歳男性・北海道)
「お金を稼いで、円満な家庭で暮らしたいから」(27歳男性・神奈川県)
「定年までしっかり働かないと生活できない世の中なので」(26歳女性・神奈川県)

<30代>
「生活をやっていくためには働ける時働くことが大事」(30歳男性・福岡県)
「セカンドライフプランを立てやすいから」(38歳女性・香川県)
「老後が心配だから、少しでも貯金したい」(38歳女性・千葉県)

<40代>
「歳をとってから他の仕事を覚えるのは大変だし人間関係もまたスタートからで、しんどいからです」(43歳男性・兵庫県)
「転職すると面倒そうだから」(43歳男性・栃木県)
「退職後の再就職は難しそう」(42歳男性・大阪府)

20~30代は「安定的な生活」「老後の金銭的な不安」を解消するために、定年まで働ける会社で働きたいという人が多く見られます。

一方で、40代は金銭的な不安よりも、「今の会社を辞めたら大変、面倒」といった精神的な負担を懸念して、転職を避けて定年まで働ける会社で働きたいと思う人が多いことがわかりました。

20~30代と40代の考え方の違いはどこから来るのでしょう。

40代はライフイベントもひと段落し、自分の定年も見通せる一方、また大部分は再就職が難しいと言われている年代です。

会社の規定で「会社都合退職」となる年齢が規定されているところもあって(例えば50歳を過ぎて退職すれば理由は何であれ会社都合退職になる等)、知らず知らずの内に守りに入るのかも知れません。

定年まであともう少し、会社都合退職までもう少し、、、、

従来の世の中の延長では、この考え方も有りでしょう。

しかし、不確実性が高い昨今の世の中、こうなったらこうするというシナリオを数パターン考えておくことも必要な気がします。

65歳で定年を迎え、90歳まで生きることになれば、25年もの間を“定年後”として過ごすことになるのです。

人生は会社を勤めあげる為にあるのではありません。

定年を目標に働き、その後の長い定年後のライフプランがないことは、この変化が激しい時代に対応出来ていない危うさを感じます。

変化を味方につけるには、自分の考え方の器を拡げること、時代遅れの古い考え方にとらわれないことが必要になります。

とくにお金についてはそうです。

あなた自身の将来のより良い経済状態のために、今あなたが何をするかが問題です。

少しずつでいいので毎日お金の勉強を続けていきましょう。

 

★岡野弘文さんとの対談音声をプレゼントします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です