ユダヤ人はお金儲けが上手、と巷ではよく言われていますが、ユダヤ人大富豪が重要視する「肉体・精神・お金」の3つの年齢バランスについて、実に興味深い話がありましたので紹介したいと思います。
ユダヤ人には、ロスチャイルドや投資家のジョージ・ソロス、映画監督のスティーブン・スピルバーグなど、世界的な成功者が数多くいます。なぜユダヤ人の多くは事業等で成功し、富を得ることができるのでしょうか。
「お金年齢」
これがキーワードなのではないかと思うのです。
「肉体年齢」、そして「精神年齢」の存在は誰もが知っていると思います。
試しにGoogleで「精神年齢」と検索すると、「精神年齢チェック」や「精神年齢診断」「精神年齢鑑定」等の検索結果がずらりと並ぶことからも分かるように、肉体年齢と精神年齢のずれに関しては関心が高いことが伺えます。
一説によれば、精神年齢は肉体年齢に比べて成長に10年長くかかるのだそうです。
仮に30歳の人間は20歳の精神年齢となる。人として成長する為には、肉体年齢と精神年齢がほぼ同じになるように精進する、それで十分なのかもしれません。
しかし、ユダヤ人大富豪の理論では、成功者になり富を築くためには、第3の年齢も向上させなければならないと言っています。
それが、『お金年齢』なのです。
ちなみに、自分でお金を稼ぐようになった時からお金年齢のカウントが始まります。大学を卒業して社会人になった時点を例題にして、3つの年齢を整理してみると以下のようになります。
肉体年齢⇒22歳
精神年齢⇒12歳
お金年齢⇒ 0歳
実に肉体年齢とお金年齢には22年もの開きがあるから、驚きです^^;
もちろん日本でも高校、大学在学中からアルバイトをしてお金を稼ぐ学生もいますので、皆が22歳の開きがあるということではありません。
しかしながら、ところ変わってアメリカではかなり事情が異なっているようです。
富裕層であっても、子供の頃からお金を稼ぐことを学ばせる。例えば、“ゴミ出しをしたらいくら”などと決めて、対価を支払ったり、高級住宅地でも、夏になると子供たちが道端で手作りのレモネードなどを売ったり、車を洗ってお小遣いを稼いだりする姿がよく見られるのだとか。
自分で稼ぐことを小さな頃から覚えさせることに意識的に取り組んでいるようですね。
このように3つの年齢(肉体年齢、精神年齢、お金年齢)をできるだけ等しくなるようにバランスよく育んでいくことが、成功へ通じるプロセスになるようです。
精神年齢とお金年齢の成長には「体験」が不可欠ということです。
今世紀で最も偉大な株式投資家といわれるウォーレン・バフェット氏のエピソードとして次のようなものがあります。
「私は6歳の頃から、祖父の経営する店でチューインガムやコーラを『仕入れて』それを近所で売った。そうして貯めたお金で株を買ったのが11歳、14歳では不動産を買った」。
このエピソードから分かるように、バフェット氏の肉体年齢とお金年齢の差はわずか6歳という単純計算になります。
一方の私達は前述の通り、学校を卒業し社会人として働き出すのが20歳前後ですから、バフェット氏とは大きな時間の差がありますね。
さて、私はここで一般人と成功者の実力の違いを明らかすることで、あなたのヤル気を削ぎたい訳ではありません。
上記のことを逆説的に考えてみれば、肉体年齢、精神年齢、そしてお金年齢のバランスをとることに意識を向けて生活していれば成功に近づく、とも言えるのではないでしょうか。
いきなり明日から大富豪、ということにはなりませんが、1日1%の成長を積み重ねていくとどうなるでしょう。毎日1%改善すれば、複利の力で1年で38倍になります。
1. 01の365乗=37.7834343
成長を継続する人は、過去に得た経験や知識が関連付けられていくので、二次関数的なカーブで成長していくのです。
最後にもうひとつ。
ユダヤ人成功者の基本姿勢として、「think(考える)」ということがあるようです。
“自分はどう考えるか”という議論を幼少の頃から日常的に訓練されているため、自分と反対の意見を言われて腹が立つということはなく、むしろ、新しく革新的な考えを好み、それによってより深く熱く議論を戦わせることを楽しむのだそうです。
「考え」を持って「行動し」、「体験する」
上記のことを意識して、一歩踏み出すだけで人生は劇的に変わるのかも知れません。
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