人生の目的、目標を見つけるヒント

ご訪問ありがとうございます。

「理想とする未来を引き寄せたい」
そう考えるだけでは実際には何も変わりません。

何故でしょう?

それは夢という一種の妄想レベルの話で、プロセスがハッキリしていないからです。

ではそのプロセスとしてはっきりさせるには、どのレベルまでやっておく必要があるのでしょうか。

①人生の目的、目標を具体的に文章に書き出す
②未来と現実のギャップを具体的に書き出す
③未来を引き寄せる具体的プランを作る

実にシンプルですが、上記のことを紙に書き出すことで格段に具体性が増します。

でもこのプロセスを実際にやったことがある人はきっと少ないのではないでしょうか。
頭のなかであれやこれや考えることがあっても、書き留めることをしなければ、やがてその考えはすっかり消えてなくなってしまい、なかったこと、になってしまいます。

人生の目的、目標を具体的にするのには3つの意味があります。

ひとつ目に、人生の目的、目標が出来れば、ゴールが具体的になりますから、そこに到達する手段が明確になります。

車のナビゲーションシステムに目標地点を入力すると、具体的なルートを複数表示してくれるイメージです。

ふたつ目に、人生の岐路で悩んだ時の判断基準になります。
どちらの選択をするか迷った時には、自分の目標に近い方を選択すれば良いですからね。

三つ目に、困難にぶつかった場合に、それを乗り越えるエネルギーにもなるということ。

自分の目的、目標がはっきりすればするほど、それ以外のものは相対的に優先順位が下がってしまうので、人を羨ましいと思うことも少なくなり、欲しいものは減って、より優先順位の高い事柄に「やる気」というエネルギーを集中させていくことが出来ます。

人生の目的、目標を実際に書き出すことには、これだけの効果が期待できるのもかかわらず、実際にやっている人が少ないのは何故でしょうか。

サラリーマンの方に多く見られる傾向ですが、誰でも長い間、ストレスが沢山ある状況にいたり、やりたいことを我慢しなければならない時期が続いたりすると、無意識に自分に規制をして、やりたいことを我慢するのが癖になってしまうことがあります。

心が不感症になっている状態です。

そんな時は、「是非これがやりたい!」というものも、心の奥の方に隠れてしまって、なかなか出てこなくなります。

ですから「やっていない」のではなくて、やりたいのに「思いつかない」状況になっていることが考えられるのです。

そんな状況から抜け出して、早く人生の目的を見つけて、充実した毎日を過ごす為にはどうすれば良いか、
そのヒントは自分の価値観を知ることにあります。

「価値観」ということばを、ウィキペディアで調べてみますと、

何が大事で何が大事でないかという判断、
ものごとの優先順位づけ、
ものごとの重み付けの体系のこと。

とあります。

自分の「本来の価値観」に改めてフォーカスし、それに沿った目的、目標を設定することが大切です。

しかしながら、不感症になった心からすんなりと「本来の価値観」は出てきません。
これが厄介です。

多くのサラリーマンが、「何をやりたいのかが、分からない」ことで、サラリーマン生活を続けることになってしまうのも、心の不感症が一要因となっています。

サラリーマン特有の忙しさに流されて「本当の自分は何をやりたいのか」ということを考える時間さえ十分に確保出来ていない方も多いと思います。
このブログを読んでいるあなたも、ひょっとしたらその一人かも知れませんね。

そこで質問です。

「今日と明日の間に全く誰からも干渉されることのない、自由な時間があったら何をしますか?」

この質問は「他人の価値観」から脱却する為に有効です。
一つルールを設けるとすれば、「寝る」というのはNGですよ^^;

「他人の価値観」について整理しておきます。

私たちの価値観、あたりまえ、常識というものは、大人になると自分自身のものだと思いがちですが、実は幼い頃に両親や家族などから引き継いだ価値観を、「無意識」に持ち続けてしまっています。

幼い頃は、自分自身の基準というものが何もないまっさらな状態なので、両親や家族、他人から教えられたものは純粋に信じてしまいます。

他に比較する基準もないし、他と比較して正しいのかどうか検証してみるという考え方すら知らないので、仕方のないことかもしれません。

そして大きくなって親から離れて、この価値観とは違う価値観を知ったとしても、潜在意識にこの幼いころからの価値観をそのまま持ち続けてしまっているということが多いのです。

このような価値観を持ったままだと、相手が親ではなく、会社の上司などに変わった場合も、簡単に言えば
「相手が不機嫌になる、怒る=自分が悪い」という価値観で判断しますから、いつも相手の態度にビクビクして、
何かあれば反射的に自分が悪いのでは?と不安にかられてしまいます。

このように、実は自分の価値観で生きているように見えて、他人の価値観で今も生きてしまっている・・・、
ということは非常によくあることです。

話を戻します。

自分の価値観に気付く第一歩として、

「今日と明日の間に全く誰からも干渉されることのない、自由な時間があったら何をしますか?」

この質問に是非真剣に考えてみてくださいね。

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