【不動産よもやま話】なんで怒鳴られなきゃいけないの~(涙)
今から17~18年位前の話ですが。。。
なぜか、今でも良く覚えていることがあります。
大手不動産仲介会社で売買仲介の営業を担当していた時のことです。
大田区の築古のある区分マンション1室の売買を仲介しました!
買主は、同じマンション内に賃貸でお住まいだったご家族。
ご夫婦とお子さんが2人の4人家族。
とにかく元気の良いお子さん達で、良く走り回っていました~
そして、事件は、管理組合の理事長さんのところに、
区分所有者変更届の書式を取りに伺った時に起こりました!
理事長さんの部屋は、買主さんが賃貸で住んでいた部屋のちょうど真下の部屋でした。
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理事長さん:「ところで、今回、売買になる部屋の買主はどなたですか?」
私:「ご本人から直接、ご挨拶したいとのことなので、それまでお待ちください。」
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そうです。私は、買主さんから、直接、驚かせたいという理由で、口止めされていたのです。
すると、理事長さんの顔の表情が一変して、怒鳴り始めたのです。
「なにが直接、挨拶したいだ。
知ってるよ!上の部屋の○○だろ!
こっちは、子供の足音のうるさいのをずーっと我慢してきんだ!!
日曜日の朝早く(といっても11時過ぎ。。。)から、来やがって、
いくら本人に口止めされてるっていったって、そんなのは、
『本人には自分から聞いたって言わないで下さい』と言って、
話しちゃえばいいんだよ。まったく!」
よほど、上の階の買主さんの騒音に悩まされていたらしく、
それから解放される喜びがある反面、
私が、買主の名前を隠したことに怒りを覚えて、
爆発してしまったようです!
私は、
「なんで、怒鳴られなきゃいけないの?」
と理不尽な思いをした記憶が強烈に残っているのです。
24年間の不動産ビジネス経験の中で、
数えきれないほどの不動産取引を経験し、
幾多の交渉の修羅場をくぐり抜けてきましたが、
なぜか、この事件が頭から離れません。
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不動産を扱っているのですが、
実は、
人の「感情」
を扱っているのかもしれないと思った出来事でした!
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長文をお読み頂き、ありがとうございました。
感謝です。
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